怪獣アドレッセント
2018.03.26
テーマ曲「画面の向こう、教室の外」公開
2018.03.25
スピンオフ第2弾「怪獣ワールズエンド」公開
「怪獣アドレッセント」
著／腐ってもみかん
イラスト・デザイン／藤沢チヒロ
編集／和良拓馬
オリジナルテーマ
「画面の向こう、教室の外」公開
会場騒然のプレゼンラップ限定公開!!!
審査発表の際、海猫沢めろん先生より「ただし、今回の授賞は小説とラップの音声ファイルをセットで販売することが条件」とのコメントをいただきました。グループでは録音等をしておりませんでしたので、この度無理を言ってお願いをしたところデータを事務局よりご提供頂けました。ありがとうございます！
NovelJam2018
海猫沢めろん賞受賞作
気鋭のラッパーが綴る、
終末世界のボーイミーツガール！
日本を襲う巨大怪獣と、叶わぬ儚い恋心。この二つに対峙したとき、心が歪んだ青年は何を思い、何に決着(ケリ)を付けるのか。まだ誰も読んだことがない怪獣×青春の、新感覚ポリティカルＳＦラブコメディ！？
価格：200円＋税（ストアによって変動あり）
Theme tune
verse1:
ガオー！とすべてを壊してくれる怪獣が
いきなり現れて俺の日常が
一瞬で物語になったり
しないかなってしないよな別に
かつて憧れたヒーロー
でも俺はなれなかったもういいよ
退屈過ぎるルーティンワークも
生活の為にこなす毎日
I believeなんて聞き飽きたし
あのDJのセットリストも飽きた
何かがおかしい、そんな気がする
液状化するコンクリートも
耳許で鳴るソング、ビートも
見えない聞こえない誰も気付かない
そうこうしてる内近付いて来る
予感はいつも現実になる
Hook:
画面の向こうで暴れる怪獣
子供の頃楽しんでた毎週
でも大人になって気付いたんだ
あれは僕らの生きてる現実そのもの
教室の中の見えない階級
死ぬまで従ってるだけの大衆
パンクなキッズも大人になって
呼ばれる「社会不適合者」
verse2:
ネットを開けば「死にたい」「殺すぞ」
言葉が通じないまるで怪獣
ヘイトスピーチ、理不尽なクレーマー
女性専用車両に乗り込む男達
死んでもなりたくねえなお友達
誰もが自分は被害者だって
信じ込んで他人に向ける牙
でも牙剥く相手は自分より弱い
奴だけにしとく暗黙の了解
こんなに腐った世界ならいっそ
グレートリセット望みたくなるけど
誰も壊してはくれない監獄
バンド組む程のコミュ力もなくて
いつも机で寝たフリをしてた
大人になったら出れると思った
教室の外に出口はなかった
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